日々、考える。日常。

物書きをしてゆきたいカワスミが、日々考えたことをストックするためのブログです。

映画「おかあさんの木」がいくらなんでも酷すぎる(※ネタバレを含む)

 終戦70年を迎えて、反戦映画が今年は多い。8月公開予定の「この国の空」ももしかしたらなかなかに酷いのではないだろうか、と予告を見て感じている。長谷川博己二階堂ふみの濡れ場を多分戦時中に挟んでくるんだけど、これはだいぶうまいことやらないと失敗すると思う。脱原発映画「あいときぼうのまち」もそれが(個人的に思えばだが、ひどく無意味に)出てきて相当酷い思いをした。

 

 いろいろ映画は見ているのだが、「予告犯」が見たくて映画館に行った。中村義洋監督モノで濱田岳が出ていれば今までの確率で結構なところ当たりだからだ。だけど例えば「アヒルと鴨のコインロッカー」を超えた感じはしなかった。予想していなかったところで窪田正孝を見られたのが嬉しかった。そこで、時間があるのであと1本見て帰ることにした。予告からして外れだろうな、とは思っていたが、ベタなもので結構すぐに泣けてしまうコスパの良い性格なので、「おかあさんの木」を見て泣かされて帰ろう、と思った。「号泣のロードショー!」みたいなことを至るところで見るのでまあ泣かせてくれるんだろうと。

 

【以下はネタバレを充分に含むので、見る予定のある方は読まないことをおすすめします。】

 

 まず「泣け! ここは泣くところだよ!」というところで泣かせるテーマがかかるのだが、ヴァイオリンが「れーしー(ちょっと略)みーどー」(※当然習慣ですべて音名で聞こえてきてしまうのだが…良い映画音楽だと聞き取らずにいられるので完全にこれはダメな部類なんだと思う)と6度上昇を繰り返すのをヴィブラート入りで弾いていて、それが何度も何度も大ボリュームで流されるのでベタすぎて笑うしかなかった。最近のイケてる映画音楽の流れと全然違い、典型的にベタ〜なパターンで笑った。「6度の意味するところとは」と暇すぎて上映中に考え込むぐらいだった。

 

www.youtube.com

(0:40頃からが「泣かせるテーマ」だっ! こんなダサい系なの、最近の良い映画で聞いたことないぞ! もうこれ、ちょっと冬のソナタ的なヤツだぞ!)

 

 簡単に言えば涙の出るところもなく、乾いた笑いしか出ず、最後のほうではあくびも連発した。ちょっとこれは、歴史と戦争をバカにしているのではないだろうか、とまで思えてしまう。何か特に重要なメッセージ性を持った映画の場合、緻密に作り上げないと逆に失礼にあたると考えている。劇中では「靖国神社英霊として祀られよう」というような兵士たちの会話も出てくるので、左の方々だけではなく右寄りの方々もこれは怒るのではないだろうか。なんといっても農業のリアリティのなさに、農家の方は怒るのではないかと、一応は農家で生まれたので思った。

 

 まず登場人物たちが喋る方言がどこの方言か見当がつかず、どこで起こった話なのか最初の赤紙を確認するまで私はわからなかった。舞台は長野なのだが、ああいう喋り方をする人は見たことがない。多分これは私の不勉強なので勉強したいと思うのだが、劇中では基本的に標準アクセントで、たまに語尾に「~だに」と付く。「みんな!エスパーだよ」かと思った(あれはなんか納得ゆく感じで訛っているし、まずコメディだ)。そして強調したいときだけ「まーんず」と使う。日本昔ばなしかと思った(奈良岡朋子のナレーションはさすがに良い仕事だと感じるが、やはり方言については疑問が残る。そして他の芝居における方言に、全般的にあまりリアリティを感じなかった)。

 

 最近、今さらながら「悪の教典」にハマっていたので、平岳大が登場し微笑みまくるシーンから、これは死亡フラグだなーとニヤニヤしていたのは我ながら悪趣味だと思うが…そのフラグはすぐに当たることになった。

 

 そして最も重要なのは、出征する子どもたちのことを案じて植える桐の木である。公式サイトにも画像が載っているのだが、これは本当の生の葉っぱなのだろうか…? 私には結構育った大きな木以外はすべて偽物に見えたのだが…それが気になって気になって鈴木京香を見ずに葉っぱばかりみているときもあった。葉脈があまり見えず、光をなんだか安っぽい感じに反射している。

 

 

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(画像は公式サイトをキャプチャーした。手前の葉っぱにどうしても目がいってしまうのは私だけだろうか。この感じのシーンが重要なところで何度も何度も続くのである…もっと葉っぱがよく見えることも多い。地獄だ。)

 

 劇中では「この葉っぱが一郎、こっちの大きな葉っぱは二郎…」と息子の名前を呼びながら葉っぱをかき集める重要なシーンもある。なぜそれぞれがどの木の葉っぱかわかるのか問題はまあフィクションなのでさておき、7枚のすべての葉っぱに穴ひとつ、枯れた跡ひとつないのである。一応植物なので、そんなにみんなグリーンなことはあるんだろうか、と思ってしまうのであった。ホカ弁に入っている仕切りのグリーンなアレじゃないんだぞ。「桐 葉っぱ」で画像検索すると、虫が寄ってきて穴が開いている写真はたまにあるので、割とそういう植物なのではないだろうか(「桐 葉」で検索すると何かアニメのキャラクターらしき画像ばかり出てくるのが注意点だ)。息子たちを表す木なのだから、葉っぱを透かして太陽の光がさし込んでその緑色が輝き、まるで手のひらを太陽に向けたときのような生命感のある絵こそを求めているのに、劇中に登場する葉っぱはすべてペラペラしていた。何度でも言うが、ここは最も重要なモチーフなのではないだろうか…。

 

 付け加えれば、1本の木にくくりつけられたラッパ(1人の息子が好きだったもの)がいつまでも錆びないのが非常に謎だ。寺の鐘や馬や猫までも供出されるシーンがあるが、常時野外に堂々とつるされているあれは金属として取られなかったようだ…。もうひとつ言えば、ラッパを吹くシーンがいくら子役とはいえ雑すぎるだろう。完全に口を付けてから音を当ててほしかった。唇が付いていないのに音が出るはずがない。欲を言えばおそらくピストンがなく口のみで音程を変える楽器なので、もう少し音の上下によって吹き手の息の圧力のかけ方が表情でわかったほうがよい…が、子役だし一度きりのシーンなのでそこまで期待はしていない(のちに何度も回想される重要なシーンの一部ではあるが…)。ああ、あの不自然さはトイザらスで売っている電子音が出るオモチャのラッパかと思ったよ。

 

 鈴木京香が女手一つで耕している畑には、常にネギと大根が青々と生えていて、ネギを収穫した様子などは泥もあまり付いていないので近所の激安八百屋の店先かと思いました。…いや、激安八百屋だって曲がったネギは売っていそうだ。畑に生えたネギの先は常に少しだけ茶色くなっているだけだけど、この状態はそう簡単に保てるものではない。ましてや女手一つになったのだから、たまには大根に花まで咲かせてしまって腐らせるようなこともあるだろう。なんでこんなに農業の描写がキレイすぎるのか。「春になっても、夏になっても、子どもたちを待ち続けました」的なナレーションも挟むのに、なぜこんなにも季節感がないのか。衣装についても四季関係なく同じような格好をしているので、季節感は伝わらなかった。まず、こんなにキレイな農家(おそらく設定としては割と貧農)は見たことがない、ましてや戦時中だ。すでに鬼籍に入った肉親に長年農業に精を出したどちらかといえばほぼ無学な(※肉親で故人ながらもあえて冷たくも言ってしまえば…)女性がいたが、彼女でさえこの戦時中の描写よりももっとヨレヨレの手ぬぐいをローテーションで使っていつも頭に巻いていたし、モンペには小さな穴がいくつもあったように思うし、何より長年の重労働ですでに若い頃から腰がすっかり曲がっていた。彼女の人生を思えばさらに腹が立ってしまう。彼女に似た農家の女性は当時たくさんいたはずだ。キレイな鈴木京香の農作業ではその苦悩がまるで伝わってこない。ファンタジーである。トトロに出てくるトウモロコシのほうがずっとおいしそうだ…実際、アニメでやったらもっといろいろ生きたのではないだろうか(製作陣を大幅に変えなければどのみち同じことになってしまいそうだが…)。昔の農家で生きる女性には、トトロのおばあちゃんの手のゴツゴツ感であるとか、そういう「貧しさを乗り越えて生きている力強さ」のようなものを自分は求めてしまうのだ。鈴木京香がネギを掘る手はあまりにもキレイすぎる。

 

 戦時中の描写にもほとんどリアリティが感じられなかった。「ごちそうさん」を途中まで見て、セット内で起こる雑な戦時中のシーンなどが嫌になってやめたのだが、まさにあのときの感情が蘇った。こんなレベルだったらドラマで良いと思う。なぜ映画にしてしまったのか。こんなにツッコミどころばかりなのに誰もストップを言える人がいなかったのか。

 

 また途中で反戦家がポッと出てくる意味がまったくわからなかった。逃走中の反戦家には傷跡ひとつなく、非現実的で怪盗ルパンもしくは世の中を知らないお坊っちゃま然とした描き方になっている。良い俳優なのにもったいないと思う。小林多喜二などのあの奮闘はなんだったのか、と怒る人もいそうな描き方である。この映画での反戦家の行動はSNSなどでバイト先で馬鹿騒ぎをして炎上するようなレベルのもので、なんら思想的に深いなものは感じられない。激戦地から生還する人物にも傷跡ひとつなく、髪もヒゲもきれいに整えられているのは一体なんなのか(せめて片袖がブランとしていたら割とそれらしく見えたと思うのだが…そう言い始めれば戦地の描き方にもグロさが足らないと思うが多分これは仕方がない、子どもにも見せたい映画なのだろうし)。

 

 勤労動員先の工場の壁にあった、労働を鼓舞する貼り紙に、まるでワープロ時代以降のフォントのようなものがあるのも、特に重要なことではないのだが数分間気になった。ああいうものはあの時代に存在したのだろうか。田辺誠一が白髪になって老けた役をする様子はちょっと板尾創路かと思った(田辺誠一は好きなのだが…この際むしろ板尾にしたほうが泥臭さが少しだけアップして良かったのではないだろうか…この映画には決定的に泥臭さがない、多分徹底的にそういう要素を排除しているように思える)。他にもツッコミどころはたくさんあるのだが…まとめれば「フェイクグリーンかな? そうじゃないのかな? とガン見しながら鈴木京香のクサい芝居に、泣きどころでも乾いた笑いしか出ない退屈な時間」であった。鈴木京香自体は好きなのだが、多分この「ベタに泣ける感」を求められたらこうなっちゃうよなー…と思った。あとは花嫁時代の若い女優から鈴木京香に切り替わる瞬間がやや不自然に早すぎるように思った。

 

 記念の年で、おそらくオカネもかけて作っているのだから、どうしてハンパなものを作ってしまうのか。逆に言うと、これで泣けちゃう人の感性がわからない。鈍いと思う。これは苦笑するしかない映画だ。そして見た後に一晩だけ怒ればよいと思う。泣けた人、ホントごめんなさい。劇場内で泣き声は一度も聞こえなかった。平岳大が登場するシーンで、ひょうきんなキャラクターに笑いは起きたが、あとはひたすら静かだった。原作の感想も両極端のようだが、それにしても映像化する際にもう少し考えられなかったのかと非常に残念に思う。

 

 植物たちをはじめ、映像に生命感・生命力が感じられない。リアリティもない。そこから浮き出てくるのは「泣かせてやろう、感動させてやろう」という思いだけであった。こういう作為的な薄っぺらいあざとさが嫌いだ。ちなみに最近ひたすら映画館に通っているが、一番泣いている時間が多かったのは「ビリギャル」だったように思う。これも結局は泣かせようと作られているのだが、いい話だしよくできた映画だった。主人公の気持ちもよく伝わってきた。「ビリギャル」については見た後長々と書きたくなってしまったが、短く言えば「原作よりも家族や友人たちとの関わりが繊細に描かれている、社会問題にも一応触れられている、子どもの貧困の問題と結びつけ短絡的に批判する人たちのことがむしろ理解できない、高学歴賛美ではまったくなく何歳になっても学ぶことは良いよねという内容に受け取った」みたいなことだ。

 

 今年こそもっと納得のゆく戦争映画が見たいと思った。漫画を読むことが許されず唯一「はだしのゲン」ばかり読んでいた子ども時代が好きではないのだが、あれはあれで戦時中の市民の狂気をうまく描いているので、「はだしのゲン」を認めざるをえない、とすら思った(ただし私自身はあれは子どもに読ませたくないと思っている)。そこまで思わせる1作だった。付け加えれば近年「はだしのゲン」がドラマ化されたときのほうがまだマシだったようにぼんやりと思う。私にとってはだが、この映画については、制作側がPRする「反戦の思い」には結びつくものではまるでなかった。

 

 …ここまで書いておいて本当は生の葉っぱだったら申し訳ない限りだし、確証はないのだが…そう思わせてしまい、見る間じゅう葉っぱが気になって気になってしょうがない、とまで感じさせた時点で割と良いとは言えない類のヤツなんじゃないかと思っている。

 

最近見た映画メモ

「ビリギャル」

百日紅

新宿スワン

「予告犯」

「おかあさんの木」

(何か抜けている気がする…あんまり洋画は見ないです、すいません)

 

家で見たメモ

悪の教典」(1回見て原作を読んで2回見た)

地獄でなぜ悪い」(2回目)

冷たい熱帯魚」(2回目)

「藁の盾」(2回目)

「ウシジマくん1・2」(2回目ぐらい)

「その夜の侍」(堺・新井が良い)

蟹工船」(これも相当酷いんじゃないかと思った)

(うーん、グロい映画が好きな人みたいな感じになっちゃって、単に山田孝之好きな人みたいな感じだけど別にそうでもない。おわり)

「毒親本」記事について(とりいそぎ)


ddnavi.com

数日前に公開させていただいたこちらの記事を、ネット上でだいぶ話題にしていただいているところで、私としても今、長く言及するのは避けたいのですが…。また、ここで私の家庭環境や生育環境や両親について、現在の精神状態や症状に関して語ることもあまり意味がないのではないか、と感じているので、現時点ではそれについても特に言及しません。

「著者ではなくライターの思想」「ライターの浅読み」「ライターの精神状態がおかしい」「読解力がなく脳内がお花畑だから物書きやめろ」「曲解している」などなど、私個人の人格の全否定のようなものも含めたご批判も数多くいただきますので、それら(特に「曲解」)についてのみ、たいへん恐縮ながら一点反論させていただければ幸いです。

ダ・ヴィンチニュースから上記のレビューが公開されてすぐに、版元のメタモル出版社様がTwitterでこの本の「あとがき」を再掲してくださいました。リンク先ではこの本の目次も見ることができます。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

http://www.metamor.co.jp/maegaki/dokuoya.html

…ご覧いただければわかっていただける方もいらっしゃるかとは思いますが、やや乱暴にまとめてしまえば「こういう本なのでしょうがない!」という感じになります。あとがきと本文が少々異なる面もありますが、根本的なニュアンスやお考えは変わりません。ただ、「こんな本だからしょうがない!」と思いつつも、個人的には読みながら考え、得られたことはそれなりにありました。正直、つい批判したくなる部分がゼロだった、と言えば嘘になりますが、個人的にはある意味で本質をついている面もあるのではないか、と考えるところがあるのも事実です。

また、著者の斎藤学さんについても調べればすぐ、非常に多くの情報が出てきますので、

斎藤学 (精神科医) - Wikipedia

例えばWikipediaをお読みになるだけでも臨床経験が少なくないことは明らかだと思います。また、彼が診てくださるクリニックの情報も、お名前で検索すればすぐに出てくることも添えておきます。

この原稿に関しては、本を隣に置きながら、ほぼ語られてゆく順序で短くまとめてゆきました。公開されている目次の順番からも、そのことは本がお手元になくても推測していただけるのではないか、と思います。私の個人的な思想や感情は一切挟んでいません。私自身「この言葉はグサッと来る」というインパクトの大きな部分に付箋を貼ってまとめていったので、そう考えれば皆様傷つかれ、怒っていらっしゃるのは当然の帰結なのではないか、と思います。また、ある種の方々にはやはり暴力的ではある…という自覚がありながら、相談をしながらも、結局この稿で出すことになりました(ライターというのも、決してひとりでできる仕事ではありません)。この媒体での私の仕事は、作者の言いたいことを掴み、そのエッセンスを濾過するということでもあります。作者の強調していらしたところはできるだけ記事には入れたつもりです。

皆様引っかかっていらっしゃるであろう、記事内の「毒親に会うと普通の親」「毒親論は善悪二元論で実際はグラデーション」「毒親について語るよりも自分の成長を考えよう」なども、すべて本に書いてあることを抜き出した状態です。ぜひ、そこに疑問を抱えて、ひどくお怒りになっていらっしゃる方は書店でお手にとってご確認いただければ、と思います。

ある意味本を買わなくて済むほど書いてしまっていますが…(もちろん長い間臨床した上での具体的な事例も記してあり、希望を持てる内容も多いので、ご興味ある方は読んでいただくことがベストなのではないか、と思います)。ただ、この記事によってひどく傷つかれている方は、たとえ立ち読みであっても、本を手にとってわざわざ傷口を広げながら読む必要はないのではないか、と思います(それは本を読んでいただきたい、という媒体である以上、本を手にとっていただくことをお勧めしない、というのは現在の私の仕事には反することではあるのですが…)。重ね重ね、短い記事にまとめた結果を何度も何度も反省したところで、やはり「こういう本」なので…。何度も読み返していますが、むしろ本のほうがビシバシ言うよなーという印象を受ける部分も大きいです。

しんどい本を無理に読めとは言えませんので、どうか私個人を汚い語彙含めてさまざまな言葉で批判されるのであれば、そのお気持ちは痛いほどわかるような気持ちもありますが、ネット上での匿名の書き込みであっても責任は生じるものです。私を罵る前にまず、無料公開されているあとがきのみでも読んでいただければ、とても嬉しく感じます。

追記になりますが、メタモル出版様がTwitterで補足してくださったことも、この本を語る上で非常に重要な情報だと思いますので、ここにも掲載させていだきます。

 

 以上です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ゴリゴリと書ける幸せ

いつも社会的な視点を持っていなければならない、と考えている自分にとって、ダ・ヴィンチニュースでさまざまな本のレビューを書けることはありがたいことです。例えば「やってみた」系の記事を書くにあたっても…これはよく例に出す話なんですけども…新大久保で食レポするとすれば、それなりに今ホットですし、最低限の知識がないと差別的な文を書いてしまって炎上したりもしますから、それは危機管理でもあると思います。

もちろん自分はそんな卑怯な差別なんてなくなるべきだと思っていますが…賛成か反対か答えが出せないことはたくさんあると思います。でも、物事を知っているか知っていないかの差は大きいのではないか、と思うのです。そんなことは新聞毎日読めばいいんですけど、なかなかサボってしまいがちなので、ニュースアプリの見出しだけでもチェックすればよい。凄惨な事件ばかりで暗くなりますが…(私はすぐ心にグサグサ来てしまうので、テレビなんてよっぽどのことがないと最近は点けられないのです)。

「無知は罪」なのではないか、とすら思わされることもあります。実際自分自身、ちゃんと調べて書き始めるまで、首相の漢字はどうやって「アベ」にするのかわかっていなかったです。非常にお恥ずかしいことに。ただ、田舎の農家のおばあちゃんの知恵が素晴らしいことだってあるので、一概にそれは言えません。けれども、物を書く限りはストイックに学習し続けなければ…と自分をビシビシ鞭で叩くように思います。

【野宿の人たちについてのエッセイのレビューを書いた話】

今回は差別と貧困について、とても長い間活動し続けている稲葉剛さんのエッセイのレビューを書かせていただきました。率直に言うと「めっちゃがんばって書いたので、みんな読んでけろー!」ってお話です。


野宿の人びととともに歩んで20年…今語られる路上のリアル | ダ・ヴィンチニュース

これは「ホームレス」と呼ばれる人々の支援に関わってのエッセイ集です。「ホームレス」という言葉はあくまで状態を指すのであって、例えば人間を「オイ!そこのホームレス!」と呼んだりするのは完全に蔑称なので(恥ずかしながらこれも無知でした…これから先、他の本について書く際は厳守できない場合もあると思いますが…)そこにも気を配りながら書きました。とてもやりがいがありました。

「暴力」「過酷」を強調するレビューになってしまいましたが、実際に本を手にとって読むと、ひとりひとりの顔が見えるようにやさしい文章で書いてあります。「鵺」という言葉が難しいと思われるようですが、あくまで「住まいの貧困」(に伴う暗黒、支援に携わらないとわからないことなど…)を比喩した言葉なので、「鵺」自体は実はそこまで出てこなかったりもします。

道徳教育が話題になる昨今ですが、よくわからない「美しさ」や「優しさ」を押しつけるよりも、この本に出てくる教育プログラムを実行したほうが効果があるのではないか、と思うぐらいです。そして何よりも、大人がしっかりした姿勢を持っていないと子どもは影響されてしまう。私は今のところ子どもを産むつもりはありませんが…その「大人」の代表格はやはり首長です。首長が差別的発言をしていたのでは、社会は良くなるはずがない、と思わされました。

こういうしっかりとしたテーマだと、かなり本の中身に集中してゴリゴリ書く必要がありますが、結構その時間も嫌いではないというか…(正直、読み始めるまで、書き始めるまではどうしても憂鬱だったりもするのですが)。ゴリゴリ書くことは、ほんとうに筆力勝負になってきます。まだまだ未熟ですが、ひとつひとつクリアしていくしかないな、と思っています。

【他にも色々、読んで書きました!】


音楽で食えないと悟った音大生は何を目指せばいいのか?【音大卒の武器】 | ダ・ヴィンチニュース

思いのほか伸びてしまった記事。伸びに伸びて、予想していなかった反応をいただいて、歯がゆい思いを少ししたりもしました。

自分自身も30までずっと音楽しかやっていなかった経歴があります。普通の就活で履歴書を持っていってもどこも受け付けてくれませんし、万が一会社に入れたとしてもイロモノ扱いが待っていたりします(そして現在も、別に音大卒って経歴を理由にイロモノにはなりたくはないな、と実は思っているのです。書くもので判断していただきたい、それをしていただけるように心から努力し続けます)。「やり直しのできない社会」の虚しさ、というのが、勝手ながら一番言いたかったことです。「見切りをつける」ことができる学生さんは、頑張ってなんとか就職しちゃったほうがいいよ、と正直思います。そこで、「プロの演奏家になると思って音大に入ったんだから、最後まで演奏で食えるようにがんばりなさい」と軽々しく大人が言うのは無責任なのではないか、と思います。そう言うんならマーケットの裾野を広げていただきたい。一心に努力を続けて待っているのは、結局は貧困だったりもするので…(うまくいけばそれはまあ別ですけれども、努力が必ず報われることが保証されている世界ではまったくない)。

今、文系の大学は役に立たない、ということがしきりに言われていますが、音大なんてその最たるものかもしれませんね。ただ、「役に立つ、立たない」の二元論的な考え方でよいのか、と疑問に思います。大学とは何か、という話になってきますが…。意外と楽器の練習以外にも、西洋史だの語学だの、教養全般を割と音楽に特化した上で、実用化するためにものすごく噛み砕いて学習したりもできるんですよね(学校にも人にもよりますが…)。また、何よりオーケストラを始めとしたアンサンブルでは、隣の人の動きひとつでメッセージを読み取らなくてはいけないので、色々と社会的な感覚が鍛えられます。「金持ち」「ただの体育会系バカ」「世間知らず」「お嬢様」など世間の偏見はものすごいですが、何を選んだ人もがんばっていこう…私自身もがんばって生きていこう、と思わされました。

正直、これまでの音楽を通しての経験がそこそこ凄惨なので、今、書く仕事をしていて例えば「お前の書くものはクズ」とか言われても、あの頃以上にはグサグサ来ないかもしれません(まあそれなりに凹むのは事実ですが…)。一音一音に命がけで、全力で作曲家などについても勉強してきたことを思うと、今、簡単になんでもiPhoneひとつでできてしまいますが、甘っちょろいことを自己表現と呼んで自己満足するなんて自分にはどうしてもできません。…かくして、ゴリゴリ書いてしまうわけですが…(いくらゴリゴリと書いても、甘っちょろい文は甘っちょろいので、努力し続けないといけません)。ストイックに継続し続けることが大事だ、というのは音楽で学ばせていただいたような気がします。

「音楽を続けるか、死ぬか」の二択しか人生になかったので、一歩外の世界を見せてくれる本は貴重だと思います。今、少し「書くか死ぬか」みたいになってきがちなので、視野を広くしていたいな、あとはしっかり休んだり遊んだりもしたいな、と思います。

他にも色々と書きました。バーっと。


「ペットボトル温灸」がブームの兆し!? 寒い時期のからだの不調はコレで改善 | ダ・ヴィンチニュース

これは簡単にできて良いものなので、ぜひ。特に気分が天気に左右されがち、生理痛がひどい…みたいな方にオススメです。著者の方のTwitterもためになります。


いいね!が集まる「Instagram」の撮影テク【別アプリで画像加工もアリ】 | ダ・ヴィンチニュース

お正月に地元に帰ったとき、本屋でゲットした一冊。インスタにハマっている人、手っ取り早くオシャレな人だなって思われたい状況な人(例えば企業のアカウントとかも…)にオススメです。写真加工アプリ自体は日々新しいものが出てきちゃいますが、こういうのがオシャレなんだ、ってわかるだけで違いそうな気がします。オシャレなインスタユーザー一覧もあるので、一気にドバッとフォローしてしまえば強みになりそう。

「食べログ3.14」「BBQは2人きりになりやすい」 芸人・カラテカ入江慎也氏に“合コン・飲み会成功テク”を聞いた | ダ・ヴィンチニュース

ガッツリと芸能人に取材をしてきました!(あっ、仕事なのに社会科見学みたいなノリですみません…緊張したけど、楽しい会話でほぐしていただきました)取材させていただくことが決まってすぐ、自主的にルミネの劇場までライブを見に行きました(クリスマスイブに女ひとりでルミネへ…もちろんカラテカ似顔絵ステッカーも買ってきました!)。ネタでも合コン用語オンパレードだったので、とても楽しかったです。


有村架純、ギャルをどう演じる?『ビリギャル』に学ぶ、本物の信頼関係 | ダ・ヴィンチニュース

学校では教師を誰も信じられなかったけど、塾講師のことだけは信じられた、という点が自分の人生とも共通していて、とても共感しました。実話かつリアルな受験話で、読みやすいです。


時間もお金も大幅にカット! 科学的かつ効果的な「なまけ美容」のヒミツ | ダ・ヴィンチニュース

こういう丁寧な「美容の教科書」的な本は貴重です。雑誌を毎月購読していたとしても、「ブランド○○のニューライン登場!何月何日に新発売!」とは書いてありますけど、何がどうなってお肌に効くのか、なんてことはちっともわからないので。


妨害、横取り、他人の幸せ嫌い…面倒クサすぎる“困った女子”をスルーする方法 | ダ・ヴィンチニュース

とりあえず「他人は気にするな、スルーしよう」という感じです。実は男女関係ないと思ったりもします。個人的には…この本を読んでもちっとも響かないぐらい、いじめやモラハラに悩んでいる状況だったら、しかるべき人や機関に相談する、休職や休学…家庭だったら別居など、相手からとにかく逃げることを考える…などしてほしいと思います…。嫌がらせ大好き人間の罠にハマると、まるで蜘蛛の巣に引っかかった弱い虫のように身動きがとれなくなってしまいます。なんとか抜け出しましょう!

以上でした。まとめの一言…特になかった。結局、「継続は力なり」とか、誠実に真摯にがんばります、とか…一皮むけば私ホントにサボるの大好きなダメ人間でしかないので、言い聞かせるようにやってます。自己肯定感は異常に低いんですが、家族や友人の感想や応援でがんばれている部分も少なくありません。これからも書き続けられる限り書いていきますので、よろしくお願いいたします!

日常的に書くことから、どんどん広がったりすることもある、という話。

少しずつ、ブログでも色々やっていきたいと思っています。例えば書いた記事をピックアップして紹介するとか。たくさん、「もっと見てもらいたい…!」と思っているものがあります。実はまだまだ、はてなブログしっかり使いこなせていなかったりするんですが…。

【最初にライターの仕事をゲットした経緯】

私が物を書いてお金をいただくようになったスタート地点は、女性向けサイトPouch[ポーチ]です。ここはWantedly(ウォンテッドリー)から応募しました。

当時ライターになるための講座に通っていて、課題で出て書いたものをこのブログにストックするかのようにアップしていました。もったいないなーと思って。一応人前に出るものだし、講師の方にも読んでいただくものだから、根性込めて書いていたので…。ブログに載せてOKかどうか、講座のほうに一応質問したんですけど「???」という反応になって、ちょっとびっくりしたのを覚えています。多分、そういうことをやっている受講生が少ないのかもしれませんね。もちろんお金を払う講座ですし、内容までバレるようなことを書くのはNGなのですが…自分は、率直に「もったいないなー」と思います。本当に個人的で勝手な思いなんですが。

面接では、ストックした文章を結構見てくださっているようで、面白がってくれていました。おそらく媒体との雰囲気とも合うように感じていただいたようでした。すぐ採用されて、たくさん書かせていただきました。ブログに色々アップしておいてよかったなあ、と思います。

【そして、動画紹介へ】

その中で、オーケストラで働いている先輩から教えていただいた動画を紹介する記事を書いたら、意外にもヒットしてしまったりして。

音楽の授業で見たかった! チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のCMがブッ飛んでる〜ッ!! | Pouch[ポーチ]

このおかげかどうかは正直定かではないのですが…「話題の動画 で書いてみない?」というお話をいただくことになりました。

【動画紹介から新たなサイトへ】

ライターの名刺を刷ったのが、去年の5月。初めてお金をいただきながら書き出したのが8月中旬。時の流れは早いものです。

で、話題の動画で書いた記事のひとつが、こちらです。

大人にはナイショ! 赤ちゃんたちのテンション高すぎる会話の内容とは!? | 話題の動画

双子同士が「タタタ」だけ発音し合って、まるで会話しているように見える動画の紹介。ご提案いただいて、その「タタタ」をすべて文字起こしする記事を書きました。深夜に何度も動画を再生しながら、イヤフォン付けて意味不明の発音を聞き取る作業…まあ大変そうに言いますけど、実際そこまで時間もかかりませんでしたし、正直そこまで大変ではなかったです。…ただ、これやった直後は、この動画の音声だけで軽いノイローゼ状態になったのは事実ではあります(笑)なんか中毒性があるのかなー。

これをとても面白がってくださった方がいて、突然ダ・ヴィンチニュース とのつながりができ、あれよあれよといううちに書かせていただくことになってしまいました。

【いつまで書いていられるか、わからないけれど…】

いつまで書いて暮らしていられるのか、それはわかりません。もっと文章のクオリティを上げないとホントにマズいな、と感じることがたくさんあります。世の中媒体も増えていく一方ですけど、まあ昨今色々ありますし…この先どうなっていくのだろう、とも少しだけ思います。ただ、あんまり将来への不安はないかもしれません。とても楽しいことも多いお仕事ですし(つらいときは正直つらいですが…)、できる限り続けていきたいなーと思います。

あとは、基本的に少し病弱なところがあったり、睡眠時間たっぷり確保したほうが調子良く過ごせたり…などなど、まあホント人としてヒドい生活なんですけども、この仕事は基本的に締め切り守ればいつ仕事してもよいので…。こんな感じで食べていけるのは、本当に嬉しいです(今「食べられる」って断言できるかというと、正直微妙なラインなときもありますが…)。

所属する媒体によっては、毎日書くものがあって、ネタ探しも常にしてなくちゃいけなくて、めちゃくちゃ忙しい日々になる場合もたまにありますが…今の仕事量だと比較的のんびり暮らさせていただいています。仕事量を調整できるのもフリーランスのいいところかもしれません。

ただ、日々書くことを継続するのが大事だと思っていて。私の長所でもあるんですが、こうやってダラダラダラダラいつまでも喋るように書けるんですよね、喋るよりも書くほうが速いぐらいです。しかしながら …この「おしゃべり適当書きモード」と「お仕事ライティングモード」はだいぶ違うのでギアチェンジが必要なんです(今は若干後者で頑張ってるつもりです…一応)。書いていないと特に後者の書き方を忘れてしまいそうで不安になります。

家だと集中できなかったり、すぐおふとんに入ってしまったり…いや〜ホント私ダメ人間なので、お世話になっているカフェに通って作業していることが多い日々です。電源とWi-Fiを貸してくださるので本当に助かっています。結構忙しいときは、毎日家とカフェの往復になっているので、出勤時間や睡眠時間を除けば(そこ大事ですけどね!)普通のお勤めの方と変わらないリア充度だよなーと思うこともあります。集中できる場所があるのは嬉しくて、助かっています。

…はっ! なんか私の日常を綴る、みたいになってしまった。えーと、この記事で言いたかったのは、どこから何の仕事につながるかわからないんですよね。だからこそ日々精一杯書き続けていくのが大事だな、と思うのでした。はー、怠惰な性格だからこそ、日々自分に言い聞かせねば。…まあ、あんまり思いつめすぎるとメンタルに来ちゃうので、考えることはシンプルですよね。ベタですが「継続は力なり」ってことです。

もちろん、(おこがましいことかもしれませんが)とても嬉しいことに、私の書いたものを楽しみに待ってくださっている方々もいらっしゃるので、記事を出した後もしっかりお知らせしていきたいと思っています。「記事出たら終わり」ではなくて、記事出た後の告知を含めるまで仕事だったりするのかなー、となんとなく思っていて。だから、そこの継続も大事にしていきたいです。…あ、ぶ、ブログも…(が、がんばりますっ…!)。

現在の「書く」仕事のこと。

なんだかご報告がなあなあになってしまって申し訳ない限りですが…現在、私の書いたものをお読みいただけるのは、以下の4サイトになります。

 

1. ALICEY


ALICEY | - 女の子が迷い込みたい新しい世界 -

ドコモdメニュー内に新しく誕生した、若い女性向けのワクワクするような話題を集めたキュレーションサイトです。立ち上げ時期に参加させていただきました。

私の書いたものは、以下のリンクからどうぞ。まだまだ未公開の記事も多いので、これからいろいろと出てくる予定です。

川澄萌野 | ALICEY

 

2.うる肌シェービング


シェービングで女性の素肌がキレイになる[うる肌シェービング]

シェービングサロン紹介サイトの中にある、シェービングオススメコラムにたまに書かせていただいています。

今年の新成人の振袖ファッションスナップなど、突撃タイプの全力取材で取り組ませていただきました。

成人式のかわいい髪飾り&ヘアスタイルを調査!25人の新成人スナップ@としまえん | うる肌コラム [うる肌シェービング]

 

3.話題の動画


話題の動画 | 話題の動画が見つかるサイト

こちらも、ドコモdメニュー内で動画を紹介するサイトです。記事が特に長くなったり、力を入れている場合は記名していることもありますが、基本無記名だったり。

…ただ、なんとなく告知するのが自分の仁義なのかなあ〜と思っているので、無記名なのになぜか告知を続けていたりもします。多いと1日1本は出てたりします。Twitterから「書きました〜!」「出ました〜!」などとお知らせしていることが多いので、もしよろしかったらチェックしてみてくださいね。

川澄萌野 (@acchonbrico) | Twitter

 

4.ダ・ヴィンチニュース


ダ・ヴィンチニュース | 人生に、ちょっと役立つ知識と知恵を

あの雑誌「ダ・ヴィンチ」のweb版ニュースです。書き続けているうちに、ちょっとしたきっかけとご縁があり、新メンバーとして書かせていただくことになりました。基本的に、現在出版されている本を紹介する記事が多いです。「毎日川澄が読めるぞー!」という量ではないものの…ひょっこりなタイミングで川澄が読めます。

個人的には…最近公開されて特に嬉しかったのは、カラテカの入江さんにインタビューをしてきた以下の記事でした。とても貴重な経験をさせていただきました。もっともっと取材上手にならねば、と思っています。

「食べログ3.14」「BBQは2人きりになりやすい」 芸人・カラテカ入江慎也氏に“合コン・飲み会成功テク”を聞いた | ダ・ヴィンチニュース

こちらも、Twitterfacebookで告知させていただくことが多いです。よろしかったら、ぜひチェックしてみてください。…なお、存じ上げない方からのfacebookのリクエストはお断りさせていただいています。全公開の記事をたくさん出しているので、よろしければフィードをフォローしていただければ幸いです。

川澄 萌野 | Facebook

 

以上、ご報告のブログになりました。ありがたいことに、日々自分の発想力や文章力と向き合う生活を続けさせていただいています。誠実に書き続けて、伸び続けようと強く思っています。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

2015年、あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

本年もみなさまが幸せで健やかな毎日を送られること、心よりお祈り申し上げます。

 

さて、2014年は肩書きを「ライター・詩人」ということにしてしまった(というか勝手になってしまった…)という、記念すべき一年でした。まさに人生の転機でした。たくさんの方にもお会いでき、お世話になったこと深く感謝します。

 

2015年、もっと文章力を上げ、幅広い分野で仕事ができるよう精進してまいります。まだまだ若輩者でご迷惑おかけすることも多く恐縮ですが、日々勉強させていただいております。先輩のみなさま、本年も何とぞよろしくお願いいたします。

 

いつも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。今年も猛スピードでブッ飛ばします! 自分の芯を失わぬよう、真摯に文字と向き合っていこうと考えています。どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。

 

2015.1.1

川澄萌野

実録!リュックの中身、全部見せます! 〜なぜこんなに肩がこるのか…

私のリュックは現在真っ赤。高いものを使っているわけではないので、季節ごとにチェンジしたりもしてます。いつもパンパンで重くて、最近肩こりがひどめ…。

 

超オシャレ!! ストライプ リュック サック バックパック 鞄 携帯 バック 2点 セット 2way フェイク レザー メンズ レディース バッグ 男性 女性 用 bag 通勤 通学 ビジネス ショルダー リクルート ファッション 大学生 a4 女 男 の子 かわいい (レッド×ホワイトストライプ 携帯バッグ付属モデル)

(※写真はすべてイメージです)

みんなが気になる…あるいは誰も気にならないかもしれない、いち女子ライターの荷物の中身、どうぞ!

 

【リュック外側のちっちゃなポケットに入っているモノたち】

 

・ハンドクリーム

アトリックス ハンドジェル チューブ 50g

手が乾燥すると、うまく辞書がひけなかったり、スマホが打てなかったりで、常に持ち歩いています。携帯用には、できるだけチューブ自体が小さめで、ジェル状のものを選んでいます。

 

・定期&鍵入れ

 

(コーチ) COACH ミニスキニー パスケース 定期入れ ポーチ ブラック レザー F50735 SV/BK アウトレット ブランド レディース 並行輸入品

ストラップ付きの小さなポーチ。まったく写真とは違ってノーブランドのものですが、こんな形です。ストラップ、腕にかけられて便利です。最近、百均で買ったミニ懐中電灯も入れたので、夜帰ってきてもラクラク。

 

・目薬

【第2類医薬品】サンテFXネオ 12mL

すぐ乾燥しちゃうのと、目が疲れるので。たくさんバシャバシャ使う用と、パソコン用でマジで効きそうなやつ、2つあります。外のポケットにはパシャパシャ型を入れてます。電車の中などで特に乾燥してしまうので…。

 

レブロンのクレヨンリップ

レブロン カラーバーストラッカーバーム015

すっぴんで外出することが多いのですが、何かあったときに「化粧してる感」を出しやすいので、お守り代わりに入れています。

 

・名刺入れ

フラボア・ズーで買った、オレンジ色が目立つクマさんの名刺入れ。カジュアルですが…実はめちゃくちゃ気に入っています。薄いので名刺渡しも容易です。

 

・イヤフォン

【イヤフォン・マイク・ボリューム操作が出来る】【全9色】 【iOS8.1.2動作確認済み】 イヤホンマイク 07.ブルー iPhone 6 / iPhone 6Plus / iPhone 5s / iPhone 5 / iPhone 4 / iPhone4s / iPad / iPod / スマホ用 新世代 カラー マイク付き イヤホンクリスタル神戸

音楽を聴いて乗り切りたいときや、動画の仕事を外でするとき用に必ず入れています。

 

【リュックの中の、背中側の仕切りに入れているモノ】

 

・ノートパソコン&ケーブル&マウス&モバイルバッテリー

APPLE MacBook Pro with Retina Display(13.3/2.4GHz Dual Core i5/8GB/256GB/Iris Graphics) ME865J/A

パソコンで仕事するときのみ。Macbook Proなので、結構、重いです。早くAirが買いたい今日この頃。

 

・仕事の資料ファイル

コクヨ ポケットブック ノビータ 表紙・チャック付1ポケット 中4ポケット A4 ライトグリーン ラ-N205LG

資料が必要なときはこれも一緒に持ち歩きます。

 

・お手本となりそうな雑誌

必要そうなときは、これも入れています。どんどん重くなるから最近はサボり気味…。

 

【リュックに乱雑につっこんであるモノ】

 

・手帳

現在東急ハンズの週間バーチカルの手帳を愛用中。何でもここにメモります。

パイロット 油性ボールペン アクロボールカラー Lシリーズ 0.7mm パールゴールド

ピンクのボールペンをしおり代わりに挟んであります。付箋やシールもたくさん入れてテンション上げてます。

 

・小さめのノート

マルマン リングノート セプトクルール N572-03 A5 80枚 グリーン

メモが足らないとき用に、一応入れてあります。あまり普段から使うことは少ない。手帳についメモしてしまうことが多いからかも。

 

・ペンケース

小さいので、ボールペン3本しか入りません。現在は、サインペン、ボールペン、スティック状のスタンプが入っています。用途によってメンバーチェンジしてます。

 

・記者ハンドブック

記者ハンドブック 第12版 新聞用字用語集

記事を書くときのみ。表記に迷うことが多いので必ず持っています。

 

・英和・和英辞典

パーソナル英和・和英辞典 ダース・ヴェイダー版

スターウォーズデザインで、とっても気に入っているんです。これは、訳が必要な原稿を書くときのみ。

 

三省堂国語辞典 第七版

ちなみに国語辞典は、外では「三省堂国語辞典」のiPhoneアプリを愛用しています。

 

・そのとき参考にしている本

そういう場合のときのみ。…結局、本ばかりになっちゃうから重い、っていうね。

 

ブルドッグの顔付きのファニーなポーチ

【第2類医薬品】サンテPC 12mL

化粧水入りのスプレーボトル、修正テープ、マスキングテープ、PC用目薬…など何でも入れちゃってます。

カモ井加工紙 mt ex フラッグ 20mm幅×10m巻き MTEX1P82

きれいな肌を保ちたいので、乾燥にとにかく気をつけています。

 

・財布

最近新調した、ピンク色のもの。いつも小銭で重いです。運気が上がるといいのですが…。

 

・タバコ用ポーチ

たまにしか吸いませんし、たくさん吸う人ではまったくないのですが、眠くなったときなどのお守りとして、持ち歩くようにしています。携帯灰皿とタバコとライター入りです。

女性やお年寄りにも楽に着火できるライター パチポ 100本セット 色アソート 【PSCマーク取得済み】

カタくないのでとっても使いやすいライター。

表参道のお店で1000円程度でゲットできてしまった、薄い羊の皮で作られたゴールドのハートモチーフのポーチ。とっても気に入っています。

 

・のど飴orガム

のどが乾燥するのは避けたいので、いつも持ち歩いています。

龍角散 ののどすっきり飴 100g

行き詰まったときには、ガムを噛みます。

[トクホ]キシリトールガム ライムミント ファミリーボトル 150g

2粒ずつ強く噛みながら書きまくります。気合いが必要なときは。

 

・予備の名刺ボックス

たくさんの方にお会いしそうなときは、箱ごと実はリュックに入っています。名刺は切らさないようにできるだけ心がけています。

 

トンボ鉛筆 ミニ色鉛筆 NQ 12色 BCA-151 削り器付パック

 

私の名刺は、消しゴムハンコでデザインされた、カラフルな鉛筆柄。たくさん物を書きたい願いを込めて、鉛筆モチーフにしています。結構ご好評いただくことが多いので、ぜひぜひもらってくださいね!

 

以上でした。なんだか真面目すぎる話になっちゃったなー。リュック、軽くしたいなー。