日々、考える。日常。

物書きをしてゆきたいカワスミが、日々考えたことをストックするためのブログです。

ダイエット&ファッションについて、ズボラ女子なりに人生ちょっとふりかえった

田房永子「呪詛抜きダイエット」を読んだ。結構Twitterで話題になっているな、と思ったので、買っておいて、マンガだからすぐ読めるな、と思ったのだが読んでいなかったのだ。

呪詛抜きダイエット

読後感は、なんとなく聞いていた感じとは、ちょっと違ったかな、という感想。結局「呪詛」とは何か、がスピーディーに一読しただけではわからなかった。それから少しスピリチュアル気味になっているシーンもあり、個人的には、ウーム……という感じではある。

こういう本は「読んで目からウロコが落ちました! 自分の人生に対しても考え、スッキリしました!」というのを期待して読むんだけど、これはちょっと期待して読むと、モヤモヤが残るかもしれない。

 

【私も写真が嫌いだ。いや、嫌いだった】

私は、写真に撮られるのがとても嫌いだった。去年ぐらい、いや、ライターの仕事を始めるまで、おそらく。今も苦手でないかというと嘘になるが、少しずつ変わってきている。

化粧も普段ほとんどしない。着る服も適当だ。けれどそれで納得している。最近は特にスキンケアには前よりも力を入れている。それは、やっぱり撮るときにきれいに写りたいからで……若いオシャレな女性はみんなInstagramで自撮りをアップするこの時代、そういう願望でみんながんばってるんだろう。ただ、そこに加われない、私みたいな髪ボサボサのズボラ女子もきっといるはずだ。「Instagramバッカじゃないの?」って顔しながら、ホントはちょっと興味あったりもする。

……まあ正直な話、私はInstagramは数ヶ月で飽きてしまって、自分で撮って自分で色を加工したほうが楽しい、あの「インスタっぽい」フィルターが苦手なんだよなー。ただ、今これだけ流行っているので、もっとガンガンおしゃれなアカウントを掘ればたくさん楽しいことが見つかると思う。

「いいね!」押すのも、Twitterでファボるのも、色々…根本的には「人が幸せでいてくれる様子を見るのが、ハッピーだ」という思いがある。友人か知らない人かに関係なく。知らない人も、結構ネットの友人になったりもするから、まあ友人か。友人ならなおハッピーではある。

 

【30を前にして激太りしたことがあった】

特に公開しても何もないので書くけど、私の身長は148cm(矢口真里と一緒です、彼女のほうがずっと細いはずだ)。高校時代から体重はずっと42〜43kgから変わらなかった。自然にしていてそうだった。太る人の気持ちがわからなかった。自己管理の問題だ、なんて厳しいスタンスになっちゃうこともあった。それは、音楽家って特に健康管理が必要とされる職業で、自己責任論がものすごい。これを語ると長くなるけど。

いつのまにか、28か29ぐらいで、体重計が家にない生活を送っていたら激太りしていた。太っていてそれを既にキャラにしている方と会話していて、「あー、それデブあるあるだよ! デブだからそうなるんだよ!」と言われ、「あ! 私、デブなんだ! もうデブカテゴリなんだ!」と、実はショックを受けたこともある。顔はブクブクにむくんでいて、見たくなかったなあ、鏡。

そのときは……おそらく50kg台後半までいったのではないかな。

……あっ、今、アプリの記録に残っていた。なんと、2013年1月20日、57.0kgだった! いやあ〜。っていうか、去年だったんだ。MAX数値は57.7kgだった。ビックリである。わかりづらいかもしれないけど、だって150cmないんだよ? そりゃデブだよね〜。

その夏は色々、FYTTEとか買って、食べたものレコーディングしたりしたなあ。夜にウォーキングしたり。

今は……また体重計に乗らない生活しちゃってるんだけど(部屋が汚すぎて体重計に乗る踏み場が存在していない)、こないだ量ったら46kgぐらいだった。あ、31歳です。だいぶ、基本の体型に戻った。特に何にも努力してないけど。

あ、そうか。最近、去年買ったズボン履くと、ただただずり落ちてお腹が冷えるという現象が起こっているんだけど、そんなにデブだったらそりゃそうなるわ。もう、太すぎるズボンは捨てよう。ダイエット食品の広告みたいに。

当時はパンツ(下着)も全部、ユニクロのボクサーパンツだった。あれはあれで好きなんだけど、洗濯するとすぐ伸びる。お腹を冷やさないだろうから健康的だろうけど。

上に着てるのも、カップ付きキャミソールだった。それは痩せてた時代&楽器を吹いている時代にヨガにハマったりなんだりして、締め付けは良くない、呼吸をちゃんとしたい、ってことでそうなってたんだけども。楽器はやめたし、ただの惰性になってた。もちろんカップ付きキャミも、全然アリだとは思う、ラクだし。でもやっぱりシルエットが違っちゃうんだよなー。

今は一応上下セットの下着にしている。まあ、しまむらとか中野ブロードウェイで買ってますけどね! それでも、気分は結構違うものだ。あ、しまむらの、ワイヤーがないブラを愛用しています。痛くならないので良いです。私の下着事情どうでもいいのにすいません。また、しまむら行かねば。

 

【化粧しなよ、と言われながらもずっと化粧しなかった化粧事情】

やっぱり、楽器やってると舞台に出る人間だし見た目が大事なので(あとは女性は普段からキレイにしていたほうが、普段出歩いてて営業の効果がまったく違う……という避けようがない業界の事実があるのであった、おそらく)、化粧しろ化粧しろ、とはさんざん口をすっぱくして言われたけど、ガンとして普段すっぴんだった。さすがに日焼け止めはがんばって塗るときもあった。うーん、やっぱ頭おかしいのかなー。

ただもちろん舞台では化粧していました。だから、私の化粧ポーチの中にはKATEのやたらギラギラしたアイシャドウなんかが捨てられずにたくさんある。それはあくまで舞台用で。いつ使うか……たぶんもう使わないかもしれないなあ。

あとはドレスも着るしね。それで日常と非日常のメリハリ付ければええやん、と思っていました。ちなみに、それなりに何回も何回もドレスを着たし、美容室で髪をアップにしてもらったし、メイクもたくさんしたから、特に昔から結婚式というものに憧れはあんまりない……これは意地を張っているだけだろ、って言われたらちょっと自信ないんだけど、やっぱあの、よくある感動的な演出とか、やっぱ趣味じゃない。一番好きな結婚式は映画「クロエ」の中で、カジュアルなバーか何かで祝われているところだ。ともさかりえの出てるちょっと古くて、結構誰も知らない地味な映画。あの映画、すごく好きなのです。うーん、きっと結婚しないだろうなあ、私。

 

【弟と男友達の「最近変わったね」という言葉】

今年の春頃は特に引きこもっていて(いつも引きこもっているのだが、さらに)、化粧なんてどうでもよかった(今もまあちょっとどうでもよいところもあるのだが、さらに!)。そのときはただただ自分なんていなくなればよいと思っていたから、廃人度が今とはケタ外れに違う。

弟に会ったら、即「姉ちゃんそれはヤバい! なんかやりな!」と言ってくれて、ドラッグストアで一緒にいい香りのシャンプーや、トリートメントなどを買った記憶がある。弟は熱心にすべてのテスターをクンクン嗅いで男目線でコメントしていた。なんだかんだ優しいのである。レヴールの紫を使っているので、ちょっとまあ匂いはキツいんだけど、なんだかんだ私は気に入っているなあ。

そんな感じで少しずつ化粧して外に出るようにしたら、男友達と飲みに会ったとき「最近変わったね!」と言われて、実はとても嬉しかった。

その少し前あたりかな。結構本格的なデートの誘いがあって、「どうしようどうしよう……」ってワタワタしながら美意識の高い女友達にLINEしたところ、「うちに来なよ! 全部メイクしてあげるから!」と言ってくれて、めちゃくちゃ気合いを入れて、長時間かけてメイクしてもらった。当時の写真を今見ると、やっぱりデブなので今見たくないんだけども…。そしてそのデートの相手とは別に成就していないし、今はデートするって言われてもデート自体がテキトーだし余裕ですっぴんで出かけるから、やっぱ性格的にはダメ人間なんだと思う。

だから、今は多分また廃人系に戻ってるよ、と、弟と男友達には言いたい。ただし、人に会ったりはするので、そのときは最低限の清潔感は保てるようには一応がんばってはいる(こんなこと言って鼻毛出てたりしたら申し訳ないですが)。

 

【「ゆるふわモテ」の見出しを憎んだ私はフェミニストなのだろうか】

コンビニで雑誌の見出しを見るのが好きだ。今は特に意識してやるようにしているが、昔から好きなのだ。OliveやmcSisterを読んで育ったから、「自分のためのおしゃれ」が当然だった。いつのまにか雑誌の見出しには「モテ」が氾濫し、私は20代前半ぐらいからそういうのを一切忌避していた。

ぶっちゃけると、特に困ってなかったんですよ、そう言われなくても。めっちゃ大多数にモテるというわけではもちろん全然ないんだけど、たまにコアな人がいるんです。それは結構絶えないもんだったんですよ、その頃はね。

だから、なんだろう、買ってたのは「Soup」や「JILLE」(悲しいことに廃刊されてしまった)かな…あと、もう読者が結婚してたりする「InRed」もすごくよく買っていましたね。30代のステキな女性への憧れがあった。付録がたくさん家にあるなあ。

今、やっぱり「そんなにがんばって、一体誰にモテたいの?」と思う。婚活とかもそうだと思う。自分のためにおしゃれすればいいじゃない、自分が好きな自分でいればいいじゃない、そしてそれを気に入った自分の愛する人にモテればいいじゃない。男のためにファッションを変えるなんてことは私はまっぴらごめんだ。……そういうのが、モテないし、意地っ張りで、負けず嫌いだ。

ただ、今色々な雑誌を勉強がてら読むのだが、やはり良いな、と思う雑誌は心からファッションを楽しんでいる。好きな自分になろうとしている。きっとInstagramに投稿する女子たちもそんな気持ちなんだと思う。なんかそういうので、世間から焦らされることなく、楽しく生活をエンジョイしていけばいいんじゃないかな、と思う。

別に男を切らしたいわけでもないし、まあ率直に言えばコアな人に向けて恒常的にモテてたらそれはそれで便利だし(ただストーカータイプの人種に目をつけられるのは純粋にほんとうに怖い)……男は嫌いじゃない、ワケわかんないこと言うホントにミソジニーの男じゃなければ。それに、そういう男性に噛み付いても理解は永遠にできないだろうから、私はそういう意味ではバリバリのフェミニストではないのだろう。

ただ、もしコアな人に出会ったそのときに、私のことを人間として見てほしいのだ。よくあるモテファッションには、そういう観点が不足しているように思う。結局ヤれそうだから、この女を連れて街を歩きたいから、ってなるもんね。まあ、女側もそういうのはあるんだけどさあ……。

 

【スカートは履かないけれども、別に性別に違和感を感じているわけではない】

私は今、スカートはほとんど履かない。寒いのと、めんどくさいのと、履く習慣がほとんどなく育ったからだ。

昔の恋人は「萌野もたまには、ステキな格好をしたらどうかなあ? 僕はいいと思うんだけどなあ」とソフトに言っていた。多分、お嬢様ワンピを着た私を連れ回す経験もしてみたかったのかもしれない、今なら「やってみた」でいくらでもやるけど……そうだったら、申し訳なくは思う、いや、そんなに思わない。彼は「萌野にも美味しいコーヒーを飲ませてあげたいんだ」「萌野にもこんな味があるって知ってほしいんだ」といつも言っていたけど、まあ上からだな、と今にして思う。共依存だった。私は美味しいものは自分で発掘する。お前が知っているものを押し付けないでくれ、こっちが無知な人間だという前提で話さないでくれ、と今なら言うと思う。

母親に「こんなスカート持ってるならたまにはキレイな格好をすればいいのに」と言われたりする。しかし幼い頃、母は自分がいかにジーンズが好きか、私に話してきた。私は、割といい子だったから、ある日「お母さん、私は紺が好き!」と言った。それからは私の元には紺色の地味な服ばかりが多くなった。もちろんもっともっと小さな頃にはとてもかわいい赤いギンガムチェックなんかのワンピースを着せられたりしていた、それには感謝している。母親は「押しつけるようなことは一切していない」と今も言う。けれども、そここそが問題なのだ。私が長女だから。私があまりに「いい子」を演じていたから。演じねばならない環境でもあったから。

今でも、FOREVER21にハマっていた時代、つい安いから買ってしまった、あの独特な変な色の服が家にはたくさんあるけど、母親はそれを見つけると「またこんな派手な色の服買って……」と言う。派手な下着なんか見つかったら大変である。

だから……なんというか、別に母のせいではないんだけど、そんな感じでずーっとジーンズ履いてたら、ジーンズでもういいんだよなあ。制服ではさすがにスカートだったけれど、今、女子生徒もパンツ姿なのをたまに街で見る。金八先生に出てきた上戸彩みたいにはこだわらないけど、今パンツがあったら選んでいるかもしれないな、だって寒いもん。

高校時代、みんながルーズソックスに放課後履き替えたり、寒いけれどもハイソックスで頑張る中、黒タイツをガンガン履いていた。プリーツスカートに黒タイツかわいいと思うんだ。何より、寒いからね! それに、赤いスニーカー。あんまりいなかったな、そんな人。友達いなかったし。当時は、それはそれでかわいいと信じてやってた。別にモテたくてやっているわけでもなかった。そうだ、当時私はオリーブ少女であった。

あ、別に母の話をしたいわけではなかった。えーと、ただ毒親問題については引き続きキャッチしていきたいと思っています。賛否両論あるけど、多分多くの人が悩んでいると思うから。

で、別に女性的な服を普段着ていることはないけれども、特に自分の性別に違和感があるわけでも、LGBTなわけでもない。かわいい雑貨を見るのも結構好きだ。そんな人もいるよって思うよ。性的マイノリティも含めて、もっと性差別のない社会が早く到来することをいつも心から願っている。

もしも、もしもね、「呪詛抜きダイエット」の中で田房さんが試したように、昔の自分に「いいんだよ、ピンクとか着ていいんだよ。優等生していて、辛かったねえ……」なんて話しかけたら、いきなり私は明日超ギャルな格好をしはじめるかもしれない。たぶん、まあ、しないと思うけどね。

やっぱりボーダーが好きなのかなあ。オリーブ少女だけにね。ボーダーにジーンズで、コンバースとか履いちゃって。でも、今それやると、生活感のある主婦みたいでダサくなっちゃうんだけどね。ボーダーのアイテムも選ばないとなかなかおしゃれに見えないんだよね。

お世話になっている美容師さんが「川澄さんはそのままでいいんですよ」と言ってくださる。あ、女性である。そのままが共感を呼ぶのだと、私の書く記事もよく読んでくださっていて、それにはとても感謝している。もうちょっとなんかおしゃれっぽく、かつそこそこ目立つ髪型にしたいから、髪の毛もうすぐ伸びちゃうだろうし雑誌読んで考えようっと。

 

【今後のダイエットの抱負】

とりあえず、あんまり太りたくないなあ。記事に自分の顔出したときに「なんだよこのデブ!」って言われたらやだなーと思う。正直、最初の頃に顔出し記事が出たときに「なんだよこのブス! デブ!」って言われたらどうしよう……ってホントはすごく怖かった。なんだろう、共感を持っていただける感じにしていかなきゃなーと思う。

だから、外食中心だけど、野菜を必ず摂るようにはしている。毎食じゃなくて「月曜から水曜までなんか肉多かったなー、あ、木曜の今日は、じゃあ野菜たっぷりサラダうどんを頼もう!」みたいな感じで。

運動はあんまりしてない、これは問題だ。もっとIngressしないと。

あとは、食欲がなくて普通に断食していることがある。これは健康のためというか、普通に食べられなくてそうなっちゃってる。それで痩せることもあるんだけど、まあそうじゃないほうがいい気がする。食欲ないときも、無理してでも食べないとがんばれないときもある。食欲ないとき、食べたくないもの異常に多いんだよね……基本的に好き嫌いはほとんどないんだけどね。

そんな感じで、食欲ないからのど飴かじってたけど、明日はちゃんと食べようかな、と思いました。おわり。