日々、考える。日常。

物書きをしてゆきたいカワスミが、日々考えたことをストックするためのブログです。

【詩】現代詩手帖11月号に詩が掲載されました!

今年から詩人「秋野りょう」として活動しています。名前は、祖母と友人の名前から拝借しているものです(一応SEOも確認はしたのだよ〜)。

この名前でなんと名刺も刷りましたよ!いつもはなかなか持ち歩いてないけど…ぜひもらってあげてください。

【秋野りょう氏(=俺氏)の詩、まさかの現代詩手帖に載ってしまう大事件!】

えー、このたび、宮尾節子さんをはじめとしたたくさんの方々がTwitter上で行っていた「詩のレシピ ツイッター連詩」の一部として、「秋野りょう」の詩が思潮社から毎月刊行されている「現代詩手帖」11月号に掲載されました。

昨日発売日だったので、早速昨日のうちに買ってきてドヤ顔の私です。普段オモシロライターになりたいなーとばかり思っているので、寝転んでのび太スタイルで読んでる写真かな〜みたいな発想しか出てこなかったんですが、品格下げそうなのでやめました。

f:id:acchonbrico:20141029224900j:plain

やはり、Twitterで140字ギリギリの中で詩を書いたな、Twitterだな…っていうのがあった。トゥギャッターで宮尾さんご自身に毎日まとめていただいていたのもすごくありがたかった。けれどどこか無意識で「やっぱり横書きだな」と思っていたのかもしれない。縦書きになって紙になるのはすごく新鮮で嬉しいです!

詩の雑誌とインターネットが交差して盛り上がった現象として、一時期2chのポエム、詩板から色々イベントが派生して…みたいなのを、割と鮮明に記憶してました。Twitterでこんなことができちゃうというのは、純粋にすごく……もう「嬉しい楽しい大好き!」な感じです。

f:id:acchonbrico:20141029224854j:plain

(注:どうでもいいですが、写真はすっぴんですし、あと襟元から見えてる灰色のはヒートテックなので……ババシャツじゃないです、ヒートテックですよ!ヒートテック!)

【母親からLINEが来たので追っていたが、参加するとは思っていなかった】

この企画のことは、詩マニアの母親からLINEが届いて知りました。チェックはしていたんですが、連詩というものがよくわからず、書いていいのかどうか……いや、これは書けないなー私は、日々のタスク割と忙しいしなー……なんて思って尻込みしていました。

ある夜、お世話になっている詩人の亜久津歩さんが続々と書いているのをタイムラインで発見して、「あっ!こういう感じか!」と思って、クロッキーを描くように、鼻歌をうたうようにスッと入ることができました。

【詩に関しては、特にスランプが多いので、感謝してます】

詩は、書けるときにしかホントに書けないので(ちなみに今は散文詩っぽいものしか書けない病にかかっています)、以下の詩のブログに別途、適当に書きためていることが多いです。

片隅でうたい続ける、わたしたちは。

ゴチャゴチャの倉庫みたいになっちゃうので(倉庫ってほど、IKEAをショッピングして回ってるみたいにもっと詩があればいいんですが…)、わかりづらいんですが詩に関しての告知もこちらでさせてください。また、Twitterについても「秋野りょう」名義のアカウントを作ることは、今のところまったく考えていません。

連詩」自体初めてでしたが、他の皆様に刺激されて、ひとりではできない発想が生まれてポンポン書くことができ、とても楽しい時間でした。平安時代の返歌の世界みたいでした。感謝しています。

私の詩を選んで、次の詩を書いてくださったのは俳人佐藤文香さんでした。この企画の前から好きな方だと思っていました。そのことについても、とても嬉しく思います。

【詩があるから、助かっているところもある】

ものすごく真面目な話をすると、「文字を書いてオカネをいただく」という仕事をなんとなく行き当たりばったりで選んでしまった今年なのですが、やはり「読者にどう見えるか、どう伝わるか、どうPV上げるか……」などなど、色々と考えることが多い現状で、詩という素直な形で表現をしていけるのは、ある意味「逃げ場」「息抜き」……といったらかなり言葉が違っちゃうんですけれども、まあ自由に書けるのが良いなと思います。

実際「この詩は素の私自身なのか?」と問われたら、やはりTwitterで書いている以上その場で「ネットでウケる文字の羅列」を模索してしまっているんですよねえ……(みんなそれはあるんだと思うけど)。まあ、そんなことを考え始めると、ストイックに考え抜いて終わるに終われないんですけれども。

これからもどんどん書いていきたいと思います。書けるときに、無理しない感じで。色々インプットして、日々ライターとしてアウトプットしていく中で、やはり無意識の中に色々積もってくるものがあるみたいなんですね。今の自分は、音楽という表現方法を全部置いてきたので、ホントに文字しかない状態です。

みなさま、ほんとうにありがとうございました。

【CM! 合同詩集、大好評販売中です!】

あっ忘れてた! 詩人デビューを果たしたこちらの合同詩集ですが、我が家にまだ若干、在庫がございます。たくさん買っていただいて、結構ご好評いただいています。ぜひ、この機会に私からお買い求めいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

生きぬくための詩68人集―死を越えて生を促すために

生きぬくための詩68人集―死を越えて生を促すために

 

 買い方は、なんとまあカンタン!! 私宛てにメールするだけ!(TwitterでリプライやFacebookでメッセージでももちろんOK!)詳しくは下記リンクをご参照ください。

【詩集はじめました】自殺予防のための合同詩集「生きぬくための詩68人集」に参加しています - 日々、考える。日常。

(あ、シャイな方は上のAmazonのリンクからお買い上げいただいても全然OKです〜。でも今自分の手元にすごいあるので、めちゃくちゃ面倒でアナログな方法をとっていて申し訳ないんですが、ぜひ、直接買っていただけたらめちゃくちゃ嬉しいです!)

【川澄萌野も秋野りょうも私であって私ではない】

こういう感じで行くと、「川澄ってライターはネットではめっちゃバカっぽい明るめの記事を書いてるけど、ホントは性格暗くてメンヘラっぽい詩ばっかり書いている」ってなるんですけども、それもちょっと違うかなと思っています。まあ、実際ものすごく暗いのは事実ですが……。

詩を書くときに、どれだけ自分の中にある狂気を膨らませられるんだろう、と思って書いているところもあります。それは舞台上に出るときに仮面を付けている状態にも似ています。ライターとして書いているときも仮面を付けている、それはどこに行っても変わらない。ただ服を着ずに外に出ると捕まりますし……まあ、よくわからないですが、とりあえず私は大丈夫です。私自身、実は今のアウトプットの量で色々かなりうまくいっていると思います。

なので、あまり心配しないでいただけるとありがたい感じです。特に人格が分かれたりはしてません。

「秋野りょう」をめちゃくちゃ有名にしたいとか、そういう野望はライター業に比べて正直あんまりないです(あっ、でも何かありましたらお仕事お待ちしています!リーディングとかも興味あります!)。「詩では食えない」とさんざん母親にこっぴどく言われて育ったので、食おうとかは一切考えてないです。母親の教育は「とりあえず詩を書け!」って感じもあったので、まあ書くのは好きだったなと思います。

こっちは素直に表現するというか、いや、いつも素直なんだよなワリカシ……なんだろう、「なんで名前で分けてるんだよ?」って感じですけれども、「秋野りょう」が書くことは特にちょっとフィクションにしておきたいな、ということが大きいかもしれません。ライターの川澄自体も、フィクションの生き物にしていきたいなと徐々に思ってはいるところではありますが、詩は、特に、特に。