日々、考える。日常。

物書きをしてゆきたいカワスミが、日々考えたことをストックするためのブログです。

茨城県の「ここがイケてっぺ」発掘隊!

(ある講座で、数人でグループ組んだらどんな企画を通したいか…みたいな感じで、なんか書かなきゃーと思ったのでとりあえず茨城愛をぶつけてみました。一応ここにプールします。審査前かつ発表前なので少し加筆修正加えました。あとこんな茨城大好きすぎる異常なテンションで、一般の東京の講座で企画通らないのでは…まあ弱気です。砕けてきてやんぜ!こういうの、ぼっち的にはあんまりやるの苦手…のは実はあるんですけど、このノリだと何人かで取材行かないとあんまり面白くないので、茨城愛する人からのお誘い、待ってます!あと全然ひとりでも茨城行きまーす!ひとりで遊んでみた、みたいなのも書きまーす!趣味で。) 

企画案

 茨城県は公式サイトに「なめんなよいばらき県」略して「なめいば」を打ち出し、茨城県出身の人気お笑い芸人をPRに起用するなど、もはや背に腹は代えられない状態である。都道府県の魅力度ランキング、例年最下位常連の茨城県、まるでananの「抱かれたくない男ランキング」での出川哲朗氏の立ち位置に等しい。ここで、グループを組んで茨城県庁の広報広聴課に電話をして、グループでの行き先を「ダーツの旅」のごとく決めて、鉄道ないしは高速バスで移動、地元民とふれあい、地元グルメを満喫し、自然に囲まれて全力で遊んでくる。もちろんその様子は写真(理想はデイリーポータルZのような、若干ちゃかした、しかし全力で大人が遊んでいると一目でわかるもの)や動画で残し、Web上で公開する。できれば印刷物として、「茨城県の『ここがイケてっぺ』発掘隊!ルポ」というフリーペーパーにした形で茨城県庁や県内各自治体、茨城マルシェ(茨城の特産品を扱う在京の店)、茨城と友好都市関係にある主に首都圏の各自治体に送付する。

 

 ここで、私が行き先として個人的に推したいのは水戸市、そして大子町である。水戸市は県庁所在地。展望台になるような大きな県庁があり、茨城が広く見渡せる。水戸芸術館もあり、優れた学芸員が運営を続けている。私自身、高校時代から通いつめ、演奏家時代には出演もさせていただいた。特に現代美術やクラシック、演劇が好きな人にとっては、東京からでも駆けつける首都圏では貴重なスポットとなっている。また水戸黄門像、納豆像、駅ビルなどもあることから、最新の納豆グルメにチャレンジ!などの企画も容易。大子町には、袋田の滝という関東有数の滝があり、夏に涼むのにはぴったりである。もっと観光資源として、例えば東京の人がアクセスする長瀞奥多摩ぐらいに成長してほしい。スローライフの気運高まる昨今、大子町には東京から移住する人も多い。

 次いで、大洗町笠間市大洗町の大洗サンビーチで海水浴体験。これは絵になる。スイカ割りもマスト。笠間市では、笠間焼の陶芸体験ができる。インターネットで話題の「ろくろを回す」ポーズ、実物のろくろと共にろくろポーズをキメる若者の写真、ここに誕生できる。

 また、いばらきフィルムコミッションの活動も盛んだ。東京からアクセスしやすい田舎の風景が撮れる場所であるため、また文化的な明治の建物なども残っているため、「県庁の星」や「テルマエロマエ」をはじめとした数多くのドラマや映画が、実は茨城から誕生しているのだ。少し古い話にはなるが、「古畑任三郎」で木村拓哉演じる犯人が爆破しようとした遊園地の観覧車、あれも実は茨城である。

 

 人物への取材としては、吉本興業あなたの街に”住みます”プロジェクト」略して「住みます芸人」の、茨城に住んで活動している若手芸人「オスペンギン」が茨城県の公式サイトでは取り上げられているが、私はここであえて「ねば~る君」という、納豆の妖精という設定の世にも奇妙なゆるキャラに着目したい。「中の人」は恐らくある(吉本ではない)お笑い事務所の、お笑いコンビである可能性が非常に高い。ふなっしーを想起させる「ねば~る君」の奇妙なデザイン、あくまでも「非公認ゆるキャラ」としての積極的な活動、隣で彼を操る相棒「納豆お兄さん」とのやりとりで、今や茨城県内での各種イベントをはじめ、東京のややアングラなお笑いライブにも欠かせない存在。「朝ズバッ!」などのテレビ番組にも何度か使われはじめている、今最も茨城で動向を追う必要がある熱いゆるキャラである。ゆるキャラブームはもはや全国的に終焉の様相を呈しつつあるが、ある種の「キモかわいい」路線を突き進む「ねば~る君」、私は非常にロックだと思い、尊敬している。この企画が通るのであれば、ぜひ「ねば~る君と遊ぶ大きなお友達!」というテーマで「ねば~る君」公式動画にも出演し、コラボ企画を進めたい。

 

 最後にひとつだけ注意点ではあるが、茨城は東日本大震災被災地である。だからこそ私は「食べて応援」「行って応援」をこの企画で一番に推し進めたい。しかし福島第一原子力発電所からの距離は、実は近く、放射能汚染に関しても非常に配慮せねばならない。どこを取り上げるか間違えると(例えば県の北部の汚染が噂されている公園の草をそのまま食べるなど)、脱原発運動を起こす市民からのクレームが入り、広報として逆効果になってしまう。この問題が実は深刻であるため、行き先には相当の配慮が実は必要だ。

 

結論

 茨城は、東京から近いリゾート地!知られていないいいところが山ほどあります!盛り上げっぺ、茨城!

 

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追記:

読んでくださった講師のK.H氏からいただいたコメントがとても嬉しかったので載せます。

「いやあ、茨城への限りない愛が感じられていいねえ。これを読んでも、私個人としてはまったく茨城に行ってみっぺかという気分にはまったくあんらないのだけど(すまぬ)でも、その愛の強さぶん、話は聞いてしまう。その、必死で説明しているのに効果的ではない、というところもおもしろくはある。でも、文章としてはおもしろいけど、企画書としては、もう少し整理して、タイトルのあと、内容が数行で把握出来るような部分を書いてもらいたい。処理のしかたおよび、媒体の種類によるのだが、実際の企画として可能だとおもう。それはやはり『とても強い対象への愛』と『どこまでも具体的なプレゼンテーション』にありますね。その細かさに心動かされます。いや、まったく茨城に行きたくはならないんだけどね。話は聞く。(C+)」

ありがとうございました。茨城いいとこですってば!茨城のみなさま、ぜひなんか書かせてください!!!売り込みに参りますので、もうちょっと修行しますので待っててください!今回、家族をはじめ、茨城のブロガーのみなさまにこの文ではお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。まだまだがんばっていくべ、茨城!